建替え実績

調布富士見町住宅
建替え事業

元副理事長インタビュー
検討開始から建替え決議まで4年。
全国初と思われる公道の付替えも
実現した建替えの経緯を伺いました。(2014.01)
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区分所有者ご本人の居住住戸はおよそ2/3。

ーまず、調布富士見町住宅では区分所有者の居住率はどれくらいだったのでしょうか?
区分所有者ご本人が住んでいた住戸が、およそ2/3。
あとは賃貸と空室になっていました。

ー賃貸はそれなりの家賃で貸せていたのでしょうか?
全く手入れをしないで、すごく安く貸している方もいましたが、建物の老朽化が進んでいましたので、少し手を入れた場合でも、そう高い家賃ではなかったと思いますね。
すぐ近くに大学があるので、学生の方がルームシェアして住んでいたりもしました。

仮住まいの期間が長かったため、再取得率は6割程度。

ー新しいマンションの再取得率はいかがでしたか?
176戸のうち、戻ってこられるのが104戸ですね。

ー事業が長期化した影響でしょうか?
私たちのところは、団地の中を市道が通っていて、道路の位置の問題から、都市計画法11条の一団地の規制が解除されて、容積率が周辺同様の200%になっても、154%程度しか使えない状態でした。

ーそのため、公道の付け替えも検討されたわけですね。
隣接している公園が公道から出入りできない等の問題も道路の移設によって解決することも踏まえて調布市と協議し、道路の移設は認められましたが、道路に埋設されているライフラインが使えなくなるため、移設工事前の退去が必要で、通常の建替えよりも仮住まい期間が1年近く長くなってしまいました。居住者には高齢者が多く、それで、転出の方が多くなったと思います。

  • 従前の道路

国領住宅の一団地規制解除の成功が、建替え具体化のきっかけでした。

ー建替え検討の経緯を教えてください。
一番大きかったのは国領住宅※が建替えられたということです。それまで、建替えの話しが出たことはあったのですが立消えていました。国領で、一団地の規制が解除されたということを聞き、私たちの団地でも出来るのではないかという気運が盛り上がってきました。そこで、管理組合で「住宅を考える会」を立ち上げ、皆さんが住まいのどういうことに不安や不満を感じているのか、アンケートをとりました。一番多く寄せられたのは、「若いときには平気だった階段が、歳をとって大変になってきた」というような、エレベーターがないことに関する意見でした。

※同じ調布市で日本初のー団地規制の解除によって建替えた団地

  • 竣工予想模型

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