池尻団地での暮らし
建替え前~事業協力者選定
2014年3月アトラス池尻レジデンスが竣工し、旧池尻団地の区分所有者の皆様の新生活がスタートしました。
5月某日、池尻団地の建替えに当って住戸を取得された区分所有者の有志の方に、アトラス池尻レジデンスの多目的室にお集まりいただき、建替えの検討期間中のお気持ちや入居後の感想等、ざっくばらんなご意見をお話ししていただきました。
なお、当日ご参加のいただけた方は、全員がかつての池尻団地をよく知る高齢者の方々でした。
出席者:11名
女性の単身居住 60代:1名、70代:5名、80代:1名
ご夫婦で居住 70代:2組
建替え前の池尻団地の状況
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建替え前の池尻団地のお住まい心地やお困りだったことは?
A:駅にも近いし、買い物も便利だし、住みやすい場所なのよね。
D:近所の知り合いからも、『買っておけばよかった』と言われていたのよ。でもエレベーターがなかったのが一番問題で住めなくなって私は外に出てしまったの。
C:1号棟の5階に住んでいたんだけど、大雨の時に踊り場で水漏れがあったわね。
A:排水管がダメになって、廊下の天井に太い排水管ができてしまい見栄えが悪かったのよね。これでいつまで持つのかしらねと思っていたわね。
G:その割には建物自体はしっかりしていたと思う。
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取り壊す前に3.11がありましたが大丈夫でしたか?
C:私は外出していたんだけど、帰って来たら茶箪笥の上の物が全部落ちていて家中足の踏み場もなかったのよ。
F:食器入れの開き戸が全部開いてしまって、食器はほとんど割れてしまったわね。
G:私の部屋は多少物が落ちた程度ですんだわ。
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私共が事業協力社に選定される以前から建替えの話しがあったとお聞きしています。
今回のお話しが出たときはどのように感じられましたか?
A:以前にも建替えの話しがあったけどダメになってしまったので、本当に建替えができるかどうか最初は半信半疑だったのよ。
D:過去にいろいろあったからね、私も本当に建替えができるのかしらと不安だったわ。
C:私は『待ってました!』という気持ちだったわ。