都市開発事業 CASE01

人々の想いを受け継ぎ、
街と暮らしを未来へ繋ぐ

アトラス築地

街のもつ文化と伝統を受け継ぐ。
住む人同士の信頼関係を繋ぐ。
その街で暮らす人々の未来をつくる街づくりこそ、旭化成不動産レジデンスの真骨頂です。

籾井 伸之

担当社員紹介

開発営業本部 営業推進部 営業推進室長
籾井 伸之

2004年入社。入社から11年間は賃貸営業に携わり、課長としてマネジメントを経験。2015年から開発営業本部に異動し、営業担当、課長を経験。2020年より営業推進部 営業推進室長としてマネジメントを担っている。
※所属・インタビュー内容は取材当時のものです。

老朽化した街並みに
見出した“未来”

2021年に竣⼯を迎えた「アトラス築地」が建った場所には、かつて、⽼朽家屋が密集し、災害時の倒壊や延焼⽕災の恐れ等、様々な課題がありました。街としての課題を解決するため、卸売市場と共に半世紀を歩んできた築地の歴史と⽂化、銀座駅まで徒歩数分という⽴地に開発意義を⾒出し『等価交換』という手法で未来へとつながる街をつくることを決意しました。

KEY WORD
等価交換

地権者様が所有する不動産をご提供いただき、旭化成不動産レジデンスがマンションを建設。地権者様の不動産の価値と等価のマンションの区画と交換する開発⼿法です。

納得いただけるまで、
何度でも

⽤地取得のため合意が必要となる地権者様の人数は、総勢100名以上。⼀⼈ひとりの地権者様にとっていかにメリットを生むプロジェクトとするか、共同経営者として信頼されるかが⾮常に重要です。その想いから、区画内に現地事務所を立ち上げました。朝から事務所へと通い詰め、現状のままの状態と未来の生活を一緒に考える日々。数か⽉にも渡る交渉‧調整の中で、徐々に地権者様との信頼関係が構築され「この⼈がこんなに言うのだから、協⼒してあげようよ」と建替えに対する協力者が増え、合意が集まりました。
粘り強く、多くの⽅と話し合い、課題を発見し、⼼に寄り添うことも私たちの⼤事な使命です。

KEY WORD
合意形成

準備段階から建替え決議まで、段階毎に説明を行い、地権者様の理解を得ながら、合意をいただく必要があります。

「計画に賛同してよかった」。
その一言が聞きたくて

交渉を初めて8カ⽉後、全ての権利者様との合意形成を終えました。建物が全て取り払われ、大きな更地が目の前に現れた時、なんとも言えない達成感と期待感がありました。
新たに設計されたマンションには、築地の街並みに沿う重厚感ある外観デザインや、埋蔵⽂化財調査で発掘された江⼾時代の住居基礎の⽊材を使⽤するなど、歴史ある⼟地の⽂化を継承する建物として⼯夫を凝らしました。
地権者様に「計画に賛同してよかった」と思ってもらいたい。住まい続ける方には「生活がよくなった」と思っていただきたいですし、資産としてお持ちの方にも今回の計画がプラスになったと感じて欲しい。そんな想いを持って、これからも地権者様に向き合い続けます。

KEY WORD
センティックデザイン

それぞれの街で紡がれた歴史やそこで暮らす一人ひとりの記憶や想いを汲み取り、上質な住まいとして体現させる弊社ならではのデザイン思想。築地に埋蔵されていた栗の古⽊から削り出した⾈状のベンチや⽩磁によって築地の海を表現した壁⾯を彩るアートも⽂化の継承の⼀つです。