建替え実績

宮益坂ビルディング
建替え事業

理事長・副理事長インタビュー Vol.2
建替えの頓挫を経験した組合が
どのように建替えを実現したかを
元理事長・副理事長に語ってもらいました。(2016.02)
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当初のデベロッパーが撤退。でも建替えをやめよう、とはなりませんでした。

ー建替えを進める中で、一番大変だったのはどのようなところでしょうか?
フレッド様:ある程度、建替え計画が進んだところで、一度デベロッパーが撤退したことです。はしごを外された形になるわけですが、そこからまた新しいデベロッパーを探して総会で決めて、今は順調に進んでいます。島 野 様:建替えが始まったのは、平成14、5年(2002、2003年)ぐらいだったと思います。ショックだったのは、「うまく進みそうだ」と感じた段階で、以前契約していたデベロッパーが降りたことですね。権利者のみなさんも、相当ショックを受けたと思いますよ。フレッド様:確かに撤退は大きかったですね。世間に名前も知られている存在感のある会社が、「無責任に放り出すのは何事か」という気持ちもありました。ただ、「これで建替えをやめよう」ということにはなりませんでした。非常に残念な事態はいくつかありましたが、我々として辛かったのは、部屋を空けて待っている人の気持ちです。いつ解体するか、いつ建替えるか、という状況の中で、部屋をずっと空けて待たなければいけないんですよ。空けているということは、賃貸ならお金は入ってこないし、逆に管理費は出る一方です。そういった方々には、本当に申し訳なかったですね。

  • 旧・宮益坂ビルディング

建替えには知識と経験のある会社を選ぶことが大事だと思いました。

ー旭化成不動産レジデンスの取り組みについては、どのような印象をお持ちですか?
島 野 様:旭化成不動産レジデンスさんは、非常にスマートな対応だと思いました。諸問題にもあまり動じることなく、着々と物事を進めるという姿勢については、とても対応に長けているなと感じました。フレッド様:建替え決議のときに、非賛成者の方が7名いらっしゃいましたが、法律に則って催告したところ、お一人だけ条件付き賛成となりました。条件付き賛成というのは、法律の趣旨になじまないことですから、非賛成者と見なしまして、売り渡し請求の手続きを取ることになったんです。その方だけはマンションを出まして、あとは全員賛成になりました。島 野 様:「もう少し違うビルがいいんじゃないか」という、ご意見もあったかと思います。ただ、僕としては常に的確な対応で、スマートな形でサポートしていただいたと思います。

  • 2012年、解体前の居住者によるお別れ会の様子

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