~都市計画法一団地の廃止と公道の移設を実現した建替え~

調布富士見町住宅は1971年に東京都住宅供給公社により分譲された5棟・176戸の団地でした。建替えに当たっては都市計画法11条の「一団地の住宅施設」の廃止が必要であり、また団地内を 横断する公道(調布市道)が建物計画上極めて不利な位置に敷設されているという課題の解決も必要でした。管理組合ではこれらの課題を解決し、敷地を有効に活用した建物計画を希望されて いましたが、二つの課題はいずれも行政が管轄する事案であり、解決には調布市をはじめとした関係各署との協議が必要でした。

移設前の調布市市道と富士見町住宅

~旭化成の取り組み~

事業協力者に選定された当社は、理事会と協力しながら区分所有者の高齢化率と外部居住率の高さだけでなく、空き家率も高いという団地に共通の課題の中での合意形成と同時に都市計画法一団地の廃止と公道の移設に関する行政協議という二つの活動を進めました。合意形成活動では、理事会の発案で「談話室」と名付けられた高齢の皆様が安心して参加し、発言や相談ができる懇談会の開催や高齢者支援の専任担当の導入、行政協議では団地の建替えに豊富な経験を持つ設計事務所と管理組合、当社が協力して関係各署との協議を進め、「一団地の廃止」と「公道の移設」を実現しました。移設された公道は建物敷地側に設置された空地や樹木と一体化して「コミュニティ道路」としての美しい景観を実現しています。

調布富士見町住宅の副理事長が参加された座談会はこちらから
建替え経験理事座談会
調布富士見町住宅の区分所有者の皆様の座談会はこちらから
調布富士見町住宅居住者座談会
調布富士見町住宅の区分所有者の方のインタビューはこちらから
建替え経験者の声②

道路と一体化した空地と植栽

敷地中央に移設された市道は石貼りに