マンション建替え安心サポート 経験者の声 宇田川町住宅

伊藤 文子様へのインタビュー

伊藤 文子様

宇田川町住宅(1961年築)に入居

ご入居当時の宇田川町はどんな街並みでしたか?

当時は、公園通りは砂利道で、今のパルコが大成建設の社宅だったの。宇田川町住宅の隣のビルはバナナの卸屋さんでバナナを保管する室があったわ。近所には小さな八百屋や商店もあったのよ。今は面影がないけどね。入居者には銀行や建設会社の社長さんなどもいましたよ。

宇田川町住宅の間取りは各戸が4階と5階、6階と7階というように2層構成(2階建て)メゾネットタイプでしたよね。

そうなの、何かのモデルタイプになったらしいと聞いています。引越ししたときは、うわーっ、広い、掃除が大変って思ったくらい。2階の北と南に8畳が二間あって、部屋の間にお風呂とトイレがあったの。浴槽と風呂釜は自分で買って取り付けたんだけど、当時は木のお風呂だったのよ。煙突があってね。

3階から下は店舗と事務所で、普通のマンションより階高が高いから階段が急だったように感じました。エレベーターも無かったし、大変だったのではないですか?

そうね、主人が倒れて半身不随になって自宅で介護していた時期が長かったから、昇り降りが大変で、主人は片手しか動かないから、降りるときは私が後ろ向きに降りながら、主人の足を一段一段私が持って助けながら降りていたのよ。ほんとに大変だったわ。それと毎日のゴミ出し。私も膝を悪くしたから1階まで行くのがね。辛かったわね。

建替えが決まった時のお気持ちは?

うれしくて、うれしくてね。ほんとに決まって良かった。前の建物は設計も古いからどうしようもないでしょ。私は年寄だから皆さんにお任せみたいなところもあったので、建替えができたのは、周りの皆さんのおかげだと思ってます。でも、説明会には欠かさず出てたし、息子たちも一緒に出席して話を聞いてくれてたのよ。

建替えに関して何が不安でしたか?心配に感じたことは?

心配したことは特にはないけど、やはり仮住まいかしら。最初は長男のところに行く予定じゃなかったのね。だから一人でアパートに住むのかなと不安はあったの。結局は、秦野市の長男の家に部屋が空いているからそこに引越すことになって、2年3か月一緒に暮らしました。

引越しは大変でしたか?荷物はどうされましたか?

担当の研究員さんがいろいろと相談に乗ってくれていたし、引越し屋さんを呼んで見積もってくれてね。引越し当日は次男が子供2人つれて全部やってくれたの。私は座っているだけ。ご近所の方に「いいわね、息子さんが手伝ってくれて。うらやましい」って言われたわ。荷物はね、だいぶ捨てましたから、新居に入るときに新しく買ったのよ。

旭化成のサポートでお役に立ったことはありましたか?

研究員さんがね、私がお母さんと同じ年だからって心配してくれて、ほんとにお世話になりました。なにかというとお電話して長話しになっちゃって。この部屋に決める時も何度も家に来てくれて、仏壇はここに置いてテーブルはここで、ソファーはここってアドバイスしてくれてね。引越しもアドバイスしてくれたし、青山まで行ってカーテンを一緒に選んでくれたりもしました。お陰様で大満足です。これからも半年に1回はお会いしたいな。連絡してね。