プロジェクトストーリー

昔ながらの街に息づく暮らし方。“聞く”コンサルティングが生む未来の住み方がある。

PROFILE: 2006年入社(総合職)
仲介・賃貸営業本部
仲介営業課長

土地の売買を考えているオーナー様ごとに、要望は異なるもの。一概に「価格が高ければいい」というわけでもない。今回プロジェクトの舞台となったのは、葛飾区の閑静な住宅街にある広大な土地。売却を考えているオーナー様からは、「他社より高い売却価格」と「住環境の保持」という2つの要望が挙げられた。「住環境の保持」は、その場しのぎの対策だけでなく、今後を見据えた検討をしなければならない。そこでオーナー様の想いに応えるべく提案されたアイディアとは――。旭化成不動産レジデンスとしても珍しい取り組みとなったプロジェクトの軌跡を追った。

土地の売買を考えているオーナー様ごとに、要望は異なるもの。 一概に「価格が高ければいい」というわけでもない。
今回プロジェクトの舞台となったのは、葛飾区の閑静な住宅街にある広大な土地。 売却を考えているオーナー様からは、「他社より高い売却価格」と「住環境の保持」という2つの要望が挙げられた。 「住環境の保持」は、その場しのぎの対策だけでなく、今後を見据えた検討をしなければならない。 そこでオーナー様の想いに応えるべく提案されたアイディアとは――。 旭化成不動産レジデンスとしても珍しい取り組みとなったプロジェクトの軌跡を追った。

プロジェクトの始まりは、とある歯科医院の閉院がキッカケだった。
東京都・葛飾区の閑静な住宅街にある歯科医院が閉院するにあたり、医院長兼土地のオーナー様が「歯科医院として使っていた今ある建物を息子の自宅に建替えたい」と問い合わせたのが始まりである。
初めに話を受けたのは、グループ会社の建築請負担当だった。よくよく話を聞いてみると、所有している敷地内の半分は住宅用に、残り半分の敷地は売却予定だという。そこで、グループ会社の担当は土地の売買仲介を行なっている当社に話を持ちかけた。
プロジェクトを任されたのは、社歴13年というベテラン社員Hだ。実は、今回売却予定の土地は、駅から徒歩5分という好立地にあり、他社との競合も十分にあり得る案件だった。他社との競合を勝ち抜くためには、オーナー様の要望を汲み取り最適な提案をする必要がある。そこで、キャリアのあるHが抜擢されたのであった。
様々な提案を検討する中で、本プロジェクトに選ばれた提案は、オーナー様が売却したい土地を当社で買い取り、へーベルハウスの建築条件付きで分譲するスタイル。このスタイルは当社では近年始めたため前例が少なかった。つまり、Hは新しい取り組みの先駆者として選ばれたのである。

オーナー様が当社への売却条件としてあげたのは、主に2つ。1つは「売却価格」を他社より高くできるかどうか、もう1つは「住環境の保持」であった。
売却価格については、Hの懸命な努力もあり、社内で検討を重ねた結果、強気の買取価格が承認された。
もう1つの条件である住環境の保持については、オーナー様から「集合住宅の建築は避けたい」との要望があった。それは、集合住宅を建てると人の出入りが多くなるため、戸建のみを建てることで閑静な敷地周辺の環境を維持したいとの希望からだった。
そこでHは、“へーベルハウスを建築する戸建専用の土地”という条件を付けて売却することを提案。戸建専用という希望を叶えるだけでなく、同じグループ会社が建てるヘーベルハウスであればオーナー様のご子息が住む住宅との調和も取れると考えたのだ。そのため、Hはオーナー様と打ち合わせをする際、「ご子息の住宅の隣に建つヘーベルハウスは、窓をこの位置に設置するため住環境が維持できますね」と、計画全体の図面を見せながら説明したという。

今回のプロジェクトにおいて特に力を入れたという点は、住環境の徹底について。前述で挙げたへーベルハウスの建築条件を付けることによって住環境を整える他、へーベルハウスならではの利点も説明した。へーベルハウスは、レジリエンス(回復力・復元力)が高いのが特徴。火災や地震などの災害に備えた家づくりを行なっている。売却予定の土地周辺は、比較的燃えやすい建築物が多い木密地域と呼ばれるエリアだったため、地域の防災にも役立つことを訴えかけた。
また、プロジェクト進行中に計画地周辺にお住まいの方から様々なご要望をいただいたが、オーナー様や当社の意見を押し通すのではなく、柔軟に対応することで近隣住民への配慮もしっかりと行ない、住環境の保持に努めた。

プロジェクトストーリー

今後に繋がる成功例に

結果的に、強気な買取価格や要望に沿った提案が評価され、売却先に旭化成不動産レジデンスを選んでいただけたという。惜しくもHは販売開始前に異動となってしまったが、後任からの報告によると土地の販売計画も順調に進んでいるとのことだ。

冒頭部分でも紹介したとおり、今回の一件は旭化成不動産レジデンスにとっても新しい取り組みであった。オーナー様にも満足してもらえる結果となり、今後に活かせる成功事例の一つになったという。「会社にとっても自分にとっても新しい取り組みだったので、入社13年目にして初めて学ぶことも多く、良い経験になった」と、H。

今回のような大きなプロジェクトには、ベテラン社員であるHだけでなく若手社員が携わる機会もあるという。もちろん業務を進めるにあたって上司や周りの社員がサポートしてくれるが、若手の内から大きなプロジェクトに携われるということは経験を培えるだけでなく、仕事のやりがいにも繋がるだろう。

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