今回、井の頭恩賜公園を一緒にまわってくれたのはパピヨンのあずさちゃん。第16回“ペットとお出かけレポート”以来の久しぶりの登場です。14歳になりました。

※第16回“ペットとお出かけレポート”はコチラ

吉祥寺駅から歩くこと約5分。お店が並ぶ賑やかな通りを抜けると公園の緑が見えてきました。階段を下りればすぐ井の頭池です。

まずは井の頭池の中心に掛かっている七井橋を渡って、橋からの眺めを楽しみました。満開の桜に彩られた風景が有名ですが、新緑の季節もとても気持ちがいいですね。

実はあずさちゃん、井の頭公園にはお散歩で何度も来たことがあるとか。では、今日はこれまで行ったことのないエリアも合わせていろいろなところを歩いてみましょう♪

公園の中にはいくつか石碑があります。アップライトピアノ型の可愛い碑は、『めだかの学校』『夏の思い出』などを手掛けた作曲家・中田喜直の生誕90周年を記念して建てられたもの。誰もが知る『ちいさい秋みつけた』のメロディーは井の頭公園を散策している時に生まれたそうですよ！

水面の向こうに見えるのは、池のほとりにある井の頭弁財天。都内にあるパワースポットとしても注目されているそうです。せっかくなのでお参りしていくことにしました。

弁財天は芸能・金運の神様として知られています。わんちゃんと一緒にお参りされていた方がいたのでお話を伺うと「散歩の時にはここに立ち寄りたいって必ずこの子が引っ張るんですよ」と笑顔で話されていました。

井の頭池の周りをお散歩するのが定番だったあずさちゃん、今日は少し高台になる御殿山から西園の方へ足を延ばしてみることにしました。

御殿山へ向かう階段をのぼったところで見かけた可憐な野草はホウチャクソウ。公園では季節によっていろいろな野草が見られるので、時にはわんこの目線になって観察して季節を感じるのもいいですね。

御殿山に足を踏み入れると趣きが変わって雑木林の風景が広がります。ベンチに座ってひとやすみ。

公園の中にある「カフェ・ドゥ・リエーブル うさぎ館」は、リードをつけていれば愛犬も一緒に店内に入ることができるドッグフレンドリーなカフェです。お洒落な佇まいに魅かれ、こちらでランチをいただくことにしました。

ホワイトと淡いグリーンを基調にしたレトロで優しい店内はどこを切り取っても絵になります。パリの下町を思わせるBGMが流れていました。

椅子はパリ好きのオーナーがフランスから取り寄せたというアンティーク。犬用マットを持参すれば、わんこも椅子の上を利用することができますよ。

犬用のお水のサービスがあるのが嬉しいですね。

ランチの後はさらに雑木林を進んでいきました。適度に日陰もあり、樹々の間を心地よい風が吹き抜けていきます。

あずさちゃんの足取りも軽やかです！

西園に到着しました。さっきまでの雑木林とはまた雰囲気が変わり、競技場や芝生広場があって空が広く感じられます。ピクニックシートを広げてのんびり過ごすのもよさそう。遊具もあるので、小さなお子様連れにおススメのエリアです。

来た道を戻って再び公園の中心部へ。その途中に立ち寄ったのは「お茶の水」と言われる場所で、徳川家康がこの地の湧水を関東随一の名水だと褒め、自らの手で汲んでお茶を点てたという伝説が残っています。

井の頭池まで戻ってきました。あずさちゃん、今日は頑張ってよく歩きましたね。

締めくくりは、井の頭池にのんびり浮かんでいるスワンボートをバックにパチリ。今日は森林浴をしながらたくさんお散歩ができて、あずさちゃんも満足そうでした。