実例のご紹介

ビレッタ朝日 建替え事業

隣接地との共同化による建替え

アトラス押上桜花テラス (旧 ビレッタ朝日)
従前総戸数58 従後総戸数90
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建替え前

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建替え後

1972年築のビレッタ朝日は敷地の一部が特定緊急輸送道路である国道6号線(水戸街道)に面した不整形な敷地に建つ10階建ての民間分譲マンションでした。従前建物は容積率を使い切っており、敷地も不整形であったことから建替えによる床面積の増加が見込めない状況でした。一方で、隣接地に建つ戸建て住宅はいずれも著しく老朽化が進んでいましたが、拡幅予定がある国道6号線に面していたことから、建替える場合は、建築に関する制限(建物階数等)を受け容積率の有効活用が難しい状況でした。

旭化成の取り組み

当社は事業協力者として参画以降、区分所有者だけでなく隣接地も含めた合意形成活動を進めることで隣接5区画との共同化による建替えを実現しました。建物計画では、共同化によって、国道沿いの区画も含めた敷地での容積率を最大限に活用するだけでなく、敷地形状の整形化によって効率的な建物計画が実現しました。容積率の有効活用によって隣接地にとってもメリットのある計画とはいえ、(隣接地については)全員が合意しなければ計画が成立しない合意形成活動は困難な作業でしたが、最終的にご納得いただき、検討開始から約2年で建替え決議が成立しました。尚、再建マンションでは隣接地所有者の内、4名の方が区画を取得されました。
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