複雑な権利関係を整理して建替えた複合型の団地

この事例のポイント①
所有権と借地権が混在した団地の建替え事例
この事例のポイント②
一括建替え決議に要件を満たさないため棟別の決議を実施。

建替え前の画像

建替え前

建替え後の画像

建替え後

池尻団地は、昭和38年に首都圏不燃建築公社により分譲された地上5階建て3棟と普通建物1棟で構成された団地でした。建物は店舗1区画、事務所1区画、倉庫8区画、住宅125戸で構成されていました。 東京オリンピック開催に向けて玉川通り(国道246号)が拡幅されることに伴い、沿道沿い店舗、事務所の立退き代替地として開発された側面もありました。 店舗事務所については借地権とする一方、住宅は所有権として分譲されたため、同じ建物に所有権と借地権が混在した複雑な権利関係となっていました。 当団地は、老朽化の進行が見られたほか、耐震診断の結果、基準を大きく下回っていたことから平成18年に建替準備委員会を立ち上げて本格的な建替えの検討に入りました。 その後平成20年には、一団地の住宅施設としての都市計画を廃止し、新たな地区計画ならびに建替えを前提とした地区整備計画を策定し、翌21年5月に都市計画決定がされました。 これを受けて同年6月の通常総会で建替え推進決議ならびに事業協力者の選定に着手することを決議し、10月に旭化成ホームズ株式会社(現旭化成不動産レジデンス株式会社)が事業協力者に選定されました。
団地内に区分所有建物でない建物があったことから一括建替え決議ができず、各棟で62条の建替え決議を実施しました。計画面では、隣接する公園との敷地交換(公園の位置の変更)を行っています。

建替え前後の比較


建替え前 建替え後
延床面積 約11,286.13㎡ 約20,227.24㎡
階数・棟数 3棟・5階 1棟・11階
総戸数 125戸 205戸
間取り 3K 1DK~4LDK
各戸専有面積 40㎡~45㎡ 31㎡~94㎡

建替え事業概要

所在地 東京都世田谷区池尻三丁目21番
従前建物建築時期 昭和38年(1963年)竣工
敷地面積 5978.8㎡
建替え決議等 区分所有法62条に基づく建替え決議(棟別)
*施行敷地内に普通建物があるため70条ではありません
事業手法 マンション建替え円滑化法に基づく組合施行
建替えの経緯
平成21年10月
事業協力者の選定
平成22年12月
建替え決議
平成23年8月
建替組合設立
平成24年3月
権利変換計画認可
平成24年9月
本体工事着工
平成26年3月
竣工

プロジェクトトピックス

2014年3月27日 竣工しました

竣工の画像

竣工の画像

建物が竣工しました。

2013年5月30日 名称が決まりました

名称がアトラス池尻レジデンスに決まりました。

アトラス池尻レジデンスの画像

2012年9月19日 安全祈願祭

従前建物の解体工事が完了し、平成24年9月19日池尻団地現地におきまして安全祈願祭を執り行いました。

安全祈願祭の画像

2012年3月28日 権利変換計画認可

平成24年3月28日に、池尻団地マンション建替事業の権利変換計画が東京都より認可されました。

権利変換計画認可の画像