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【食】わんこの食育 How to|第2回

冬場を元気に過ごすオススメ食材 1・2・3

気温が低く、寒さと乾燥の厳しい冬を元気に過ごすためには<食べもの>が大切。
今回は冬、愛犬に与えたい食材3つをご紹介します。

寒い冬場、実は体力や免疫力の低下が起こりやすい季節であることをご存知でしたか?
言い換えると、体自身が[溜め込む] 季節なのです。
そして春を迎えると、愛犬が体調を崩しやすくなります。その原因の一つとして、体も気候も一気に活動期に入り、冬に[溜め込んだもの] を排出することで、まだ準備が整わない体の状態のなか、予想以上に排出が多いことで体自体がオーバーワークしてしまうことが挙げられます。
ですので、冬の間に <食べ物> できちんとデトックス(体内の余計なものを排出)することを少しでも意識しておくといいですね!

3つのおススメ食材はこれ!

さて食材はお薬ではないので”直ちに”変化が起きるわけではありませんが意識をもって取り入れることでその予防を高めることは人もワンコも同じと考えます。

冬場に取り入れていただきたい【オススメ食材】は以下の3つです。

1.山芋・海老・牛肉・ラム・卵黄等

これは<補養>の食材で、生命活動が活発になる春に備えて【腎】をサポートします。

2.黒木耳・黒胡麻・海藻類・黒豆等

これら<黒い食材>は、生命力と免疫力の元となる【腎】の強化をしてくれる食材です。

3.大蒜、生姜等

飼い主さんも取り入れている方が多いかと思いますが、これら<辛味>は、体を温め、血行を促進するもの。冬の愛犬にも積極的に取り入れてもらいたい食材です。

オススメ食材は手作り食として組み合わせて与えることはもちろん良いですし、フードへのトッピングとしてプラスするだけでも良いと思います。例えばスープや炒め物など、愛犬が喜びそうな工夫をしてみてください。

注意したいのは、フードを食べ続けている子の場合、食材とフードでは元々の水分量が違うことと、フードはかなり消化されやすい状態になっているため腸内環境が変化することにより、お腹を緩める場合があること。

最初に与える場合は食材調理のもの1:フード9くらいに抑え,徐々に食材の比率を上げていくと安心です。

著者プロフィール - 黒沼 朋子

資格:JKC 公認トリマー1/ 愛玩飼養管理士1級/ ペット栄養管理士/日本ペットマッサージ協会 ペットマッサージセラピスト/ペット食育協会上級指導士。現在は、ナチュラルペットケアサロン「シアン・シアン」の代表としてクオリティ・オブ・ライフ(生活、生命、生きることの質)の向上、プライマリーケア(初期段階の手当て)に重点をおくサロンを運営中。

協力:ONE BRAND(“犬と暮らす”をもっと豊かにするライフスタイルマガジン)