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ドッグトレーナーのわんポイントレッスン

ドッグトレーナーのわんポイントレッスン 第1回

どんな犬にも『しつけ』って必要?

はじめまして!ドッグトレーナーの佐久間と申します。これから隔月更新 で「犬のしつけ」について、お伝えしていきたいと思います。

まず本題に入る前に注意して頂きたい事がございます。それは、ここでお話させて頂くことは、あくまでも一トレーナーの見解だということです。そのため皆様には、飼育されている犬の状況に合わせて、飼い主様自身の考えを基に選択し参考にしていただくことが必要になると思います。

皆様が「しつけ」に対して少しでも興味を持っていただき、犬たちとの楽しい生活のお役に立つ事が出来れば幸いです。

それでは第1回目の今回は、犬に対しての「しつけ」とは何なのか。またどれだけ重要なのかという事をお話させて頂きます。

犬に『しつけ』をする意味と必要性

犬にしつけをする意味としては…
「周りに迷惑を掛けないため」
「犬の安全を守るため」
この2つです!

犬という動物にとって、「吠える」「咬む」「動くものを追う」といった行動は、ごく自然な行動と言えます。また、犬という動物は様々な用途により品種改良され作られてきたため、犬種により現れやすい特徴に傾向があります。

例えば、人気犬種のダックスフントは、吠えやすく吠え声も大きい傾向があります。

他にも、牧羊犬として作られた犬種(コリー系など)は非常に運動神経が良く、動くものを追いかけたりすることがとても大好きな子が多いです!

しかし、人間社会で生活するにあたって、これらの行動は望ましくありませんよね!
放っておくと、周りに危害を加えたり、愛犬が事故に遭ってしまったり大変な事になるかもしれません。そんな事を考えただけでもゾッとしますよね。そうならないためにも、犬には『しつけ』が必要なのです。

『しつけ』をすると、こんな良いことが待っている!

皆さんも小さい頃は、休日になると家族みんなでお出かけ、なんてことをしていたのではないでしょうか?子供にとって、家族で一緒に出掛けるという事は、絆を深める為にもとってもいい事ですよね!それは犬も同じです!

犬は群れを成す生き物で、家族は「群れ」そのものなのです。犬は群れで行動することで、その群れの一員としての認識を強めていき、また群れで行動することで、守られている安心感を得るのです。

しかし、いざ愛犬と出かけようにも『しつけ』が出来ていないと、一緒に出掛けることすら躊躇してしまいますよね。『しつけ』をしっかりとしておけば、それだけ一緒に過ごせる時間も増えていきます。そしてその分「家族(群れ)」としての絆が深まっていくのです。

  • しつけをしていればいろんなところに連れて行けちゃいます!
    (某湖のキャンプ場にて)

  • 楽しく遊んだら、あとは寝るだけ。。。
    おやすみなさ~いzzz

皆さんも愛犬との生活を、より楽しいものにするために是非『しつけ』に目を向けてみてはいかがでしょうか?

次回はしつけに重要な2つの指示についてお話させて頂きます!お楽しみに!

著者プロフィール - 佐久間 力

ドッグトレーナー、ペットアドバイザー。1981年、千葉県生まれ。2006年に専門学校東京スクール・オブ・ビジネス ペットビジネス学科卒業。現在は目黒区のペットサロン「Grunewald(グルーネヴァルト)」で店長を務めると同時に、母校でドッグトレーナーの講師として学生への指導を行っている。